コラム

海外の大学進学のためにはIELTSとTOEFLはどちらを受けるべき?

海外大学への進学を考え始めると、「IELTSとTOEFL、どちらを受ければいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。 IELTSとTOEFLは、どちらも海外大学への出願で広く利用されている英語能力試験です。どちらを選んでも英語力を証明できますが、試験形式や特徴には違いがあります。 今回は、IELTSとTOEFLの違いを比較しながら、「どちらを受けるべきか」を決めるためのポイントをわかりやすく解説します。

IELTSとTOEFLの基本的な違い

まずは、それぞれの試験について簡単に確認してみましょう。

  • IELTSとは?
  • IELTS(International English Language Testing System)は、イギリス発祥の英語能力試験です。 海外大学への進学を目的とする場合は、基本的に「IELTS Academic」を受験します。 Listening、Reading、Writing、Speakingの4技能を測定し、特にSpeakingでは試験官との対話形式で英語力を評価する点が特徴です。IELTSは世界中の大学・教育機関で広く受け入れられており、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどへの留学を考えている方にも利用されています。

  • TOEFLとは?
  • TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、アメリカ発祥の英語能力試験です。 現在、海外大学への出願では「TOEFL iBT」が主に利用されています。 TOEFL iBTもReading、Listening、Speaking、Writingの4技能を測定しますが、大学の授業や講義などを想定したアカデミックな英語が中心となっていることが特徴です。 TOEFL iBTはアメリカだけでなく、世界160か国以上、13,500以上の大学・教育機関で受け入れられています。

    IELTSとTOEFLはどちらがいい?

    結論から言うと、「IELTSの方がいい」「TOEFLの方がいい」と一概には言えません。 重要なのは、志望大学・国、そして自分の得意な試験形式に合わせて選ぶことです。

    ①志望大学が決まっているなら、まず大学の要件を確認

    最初に確認したいのが、志望大学がどの英語試験を受け付けているかという点です。 IELTSとTOEFLの両方を受け付けている大学も多い一方、大学や学部、プログラムによって受け付けている試験や必要なスコアが異なる場合があります。 そのため、「アメリカだからTOEFL」「イギリスだからIELTS」と決めてしまうのではなく、実際に出願する大学の公式サイトで確認することが大切です。 特に複数の大学への出願を考えている場合は、候補校が共通して受け付けている試験を選ぶと、スコアを有効活用しやすくなります。

    ②Speakingが得意ならIELTS?

    IELTSとTOEFLでは、Speakingの形式が大きく異なります。 IELTS Academicでは、Speakingを試験官との会話形式で受験します。質問を聞いて、その場で自分の考えを英語で伝える力が求められます。 一方、TOEFL iBTではコンピューターを使ってSpeakingの問題に回答します。 そのため、 「人と会話する方が話しやすい」→ IELTS 「コンピューターに向かって話す方が集中できる」→ TOEFL というように、自分が力を発揮しやすい形式から考えてみるのも一つの方法です。

    ③パソコンでの受験が得意かどうかもポイント

    TOEFL iBTはコンピューター上で4技能を受験するため、画面上で英文を読み、音声を聞き、タイピングしながら回答することに慣れておく必要があります。 一方、IELTSも現在はコンピューターで受験する形式があり、受験方法については試験会場や地域によって選択肢があります。IELTS Academicにはオンライン形式もありますが、出願先の大学がオンライン版を受け付けているかは事前に確認することが推奨されています。 「紙に書く方が得意」「キーボード入力が苦手」といった自分の特徴も、試験選びの判断材料になります。

    ④海外大学を複数国で検討している場合は?

    「アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなど、複数の国の大学を検討している」という方もいるでしょう。 この場合は、志望校をいくつかリストアップして、IELTSとTOEFLのどちらがより多くの大学で利用できるかを確認するのがおすすめです。 IELTSは世界中の大学・教育機関で広く受け入れられており、IELTS公式サイトでは13,500以上の機関がIELTSを受け入れていると案内されています。 TOEFL iBTについても、13,500以上の教育機関が世界160か国以上で受け入れています。 どちらも非常に幅広く利用できるため、「国」だけで決めるのではなく、具体的な志望校の出願要件を見ることが重要です。

    IELTSとTOEFL、迷ったらどうする?

    まだ志望大学が決まっていない場合は、まずIELTSとTOEFLの両方について、サンプル問題や模擬試験を一度体験してみるのがおすすめです。 実際に問題を解いてみると、自分の向き・不向きが見えてきます。そのうえで志望校の出願要件を確認し、どちらの試験を重点的に対策するかを決めるとよいでしょう。

  • Speakingは会話形式の方が得意
  • 長い英文を読むのが得意
  • パソコンでの入力に慣れている
  • 講義形式のListeningが得意
  • Writingで自分の意見をまとめるのが得意
  • まとめ

    IELTSとTOEFLは、どちらも海外大学進学に活用できる代表的な英語能力試験です。 「IELTSとTOEFL、どちらを受ければいい?」という疑問に対して大切なのは、単純にどちらかを選ぶことではありません。

    ①志望大学がどの試験を受け付けているか

    ②必要なスコアはいくつか

    ③自分がどちらの試験形式で力を発揮しやすいか

    この3点を確認することがポイントです。 また、大学によっては総合スコアだけでなく、各セクションの最低スコアが設定されている場合もあります。

    海外大学進学を考えている方は、できるだけ早い段階から志望校の英語要件を確認し、逆算して英語試験の対策を始めましょう。

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